GNSS受信機RTK観測

投稿者: | 2011年4月15日
今回新たに追加導入したTOPCONのGNSS受信機HiperⅡにてRTK観測を試みた。今回試みたのは、河川浚渫工事に伴う中心点の左右岸方向杭設置作業。HiperⅡは固定局も移動局も無線モデムを内臓しております。
従来は移動局は無線モデム内臓だったのですが、固定局は別途無線アンテナを
設置する手間がありましたが、HiperⅡでは固定局も内臓モデムの為
設置準備がかなり省けます。【固定局設置状況】

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これだけです。見た目スタティック観測となんら変わりません。
今回は地形条件も良かったのでスタンダートに設置してますが
アンテナ位置を高くするのは有効ですので、1.5mの延長ポールでカバーするのも得策かと思います。

RTKでの位置だしは慣れないとかえって手間な為、敬遠されがちですが
今回の方向杭設置のような作業で特に中心点からの距離が定められておらず方向上ならば
距離は現場の状況をみて任意で設置しても良い場合は、RTK法は有効に思います。

方向上の方向角を設定していれば、画面を見ながらスイスイ方向上に誘導できます。
方向誘導だけを注意し設置すれば、最終的に中心点からの離れ距離は観測点の書き込みで
管理されます。

【移動局側作業状況】

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コレクターもコードレス。
固定局→移動局間の有効無線リンク距離も1Kmくらいは平気です。
大概の大規模現場を除けばほぼ、固定局は一箇所で大丈夫です。
現況横断もワンマンで実務的にも容易に行えます。

一番のメリットはVRSと違って通信コストが掛らない事
これはかなりメリットです。

初期の頃は移動局もリュックを背負って、有線コードが体に絡み合って
すったもんだしてた頃を思えば作業者の負担は軽減されたと思います。

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