動態観測結果

投稿者: | 2011年7月11日
昨年度から提案してる2級基準点測量の成果値の差分による変位監視を
改め、動態観測に特化したご提案をさせて頂いてます。精度検証の為、発注者の許可を頂き
先日4月に行った24時間連続7日間観測にする精度検証結果です。最寄の電子基準点4点と動態固定点(今回の観測箇所)での解析結果です。
電子基準点1点を固定し基線解析の結果、他の電子基準点の外部評価も行えます。電子基準点の成果値は地殻変動用の緯度経度で
非公開の為、見る事は出来ません。

時系列グラフの青色は、通常行う公共基準点測量に使用する放送暦を使用し
24時間毎に基線解析を行いました。

赤色は日本測量協会がサービス提供を行っているクイックルック解析による
時系列グラフです。

o0800113111343869645

 

精度が歴然としてますね…
誤差を極限まで少なくしないと、測量誤差と変位が混ざり合い
真の変位が把握出来ない為、このクイックルック解析を弊社では推奨しております。

精密暦には超速報暦(IGU)と最終暦(IGS)があり、リアルタイムに変位の動向を監視したい
場合は超速報暦(IGU)による解析を行えば解析頻度は最短で3時間更新が可能です。

月に1回、年に1回の監視頻度であれば、観測の21日後の提供になりますが
最終暦(IGS)を使用すれば良いかと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です