アペオ技研壮年測量屋さん「mogera」です。
8月28日「蟹江町総合防災訓練」です。
入会しております、岐阜大学のUAV利活用研究会にご依頼があり、担当として参加してまいりました。
あいにくの小雨。。。というか、記録的な台風がそれも東北地方に上陸するという状況でしたので、大雨にならなかったのが幸いであったのですが。
訓練の想定が、
東海地方を含めた関東~九州にかけての地震警戒宣言が発令され、蟹江町周辺で震度6強の自身が発生、地面の液状化、建物の損壊、交通・ライフラインの断絶、日光川・蟹江川の堤防損壊等の甚大災害が発生・・・
というもので、
町と数度打合せし、かつ現地での試験飛行も踏まえ定めた訓練内容、及び実施結果は以下のとおり
主題・UAVによる状況偵察・情報収集
- 堤防決壊により学戸小学校屋上に避難した被災者の偵察(学戸小学校)
…小雨によりUAV飛行中止、カメラのみ屋上に持込み画像転送の実施 - 学戸小学校より遠謀の中部電力による高圧線鉄塔の復旧状況の監視(学戸小学校)
…小雨によりUAV飛行中止、実施したとしても現状の設備では遠謀の撮影は無理で今後の課題 - 災害対策本部によるUAV基地の視察(学戸公園)
…蟹江町長横江淳一氏、愛知県会議員石塚吾歩路氏他総勢10名程の視察
UAV機体の見学、機体及びUAVの災害での利用価値の説明 - 消防・警察による被災者救助状況のUAVでの状況撮影・画像転送(学戸公園・2回飛行)
…UAV飛行実施、災害本部で画像転送による中型モニターで状況把握実施
とりあえずモニター見学実施、飛行終了後の動画提供による上映はばっちり良好でした
雨の間隙を縫って なんとかフライト実施、画像転送も参列者に見ていただけました。
UAV自体がまだ見慣れていないものですので、飛行も画像転送も 皆様から好意的な感想頂きました。
なにわともあれ、皆様にお見せすることができ、ほっとしました。
UAVの災害での利用価値については ・・・私の話を一番 熱心に聞いて頂いたのが。。。あとから知ったのですが。。。蟹江町長の横江氏でした。
行政にしろ会社にしろ、やはり 一番のTOPが 前向きでかつ自ら知ろうとすること に このような新しい試みを導入できるのだな と感じます。
UAVの災害利用は既に実用段階です。使わなければもったいない とも言えます。
測量の実業でも同じですが、導入検証もせずにあれこれ考える時間はすでに終わった感がありますね。
災害時の利用には、弊社でも色々課題が残るところですが、クリアーしていきたいものです。
なお、防災訓練での飛行ご依頼はこれで3度目となります。
実は4度目、11月13日には 刈谷市での防災訓練にも参加ご依頼があり UAV飛行にともなう画像転送予定です。
お時間ある方は 是非 見に来てやってください♪
mogeraの動向メモ
UAVの活用の場を広げようと営業周り?が最近の重点的な仕事になっとります。
各社様の展示会のフォローやセミナーの講演依頼、会議でのディスカッションまでも参加させて頂いてます。誠にありがたい限りです。
先は、ICTがらみで土木施工会社様から 建機メーカー様 工場施設様などの土木ジャンルから外れている業種などなどなどなど
つまり。。。測量コンサル様が 薄い。。。てか呼ばれないですし。。。
お~ぃ 測量コンサル様もっとがんばってくだされぃ!って思いますね。。。
超近代測量の時代は既に とんでもないジャンルに向かってます。。。
しかし、UAVの検証を会社ぐるみで行っている訳ですが、やればやるほど 現地測量の重要性も再認識してます。
つまり、超近代測量を行うのは、現状の地上測量を否定するものではなく、むしろ その優位性の共存競合だと思うところです。
ちなみに ついに UAVを前面に押し出した「公共測量」実施します。
あくまで飛行計測分野のお手伝いですが。つまり 受注に結びつけるコンサル様もいる ということですね。
やっとマニュアルは出ましたが、規程がどうのこうの・・・って言ってるところは。。。規程が整備されても恐らく受注駄目でしょうね。
なにせ、完全な規程化された時には既に遅し 解析技術を持ってして飛ばせる技術を長年苦労して培ってきたところには勝てないと思いますし。
この間見た某メーカーの「さくら」のようなUAV記事 。。。空撮ってね、そんなに簡単で甘いもんじゃないですよぉ~
なにしろこのあたりに 各コンサル様の技術営業力に、温度差を感じる今日この頃です。。。